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【6年生合宿】振り返り
【合宿のご報告とお礼】
保護者の皆様へ
日頃はクラブの活動にご理解、ご協力いただきありがとうございます。
先日、実施いたしました夏季合宿についてご報告とさせていただきます。
■ 全体の様子
全体の様子としてはサッカーの現場に関して環境が整っている状況やコンディションがいい状況に関しては非常に素晴らしく、サッカーの戦術的なコミュニケーションも多く頑張ってくれていたと思います。
ただ全体を通しては本当に多くの、様々な課題が見つかりました。
特にサッカーに対する意識の部分で選手達は『勝ちたい』とは言うもののそれに伴う行動のレベルが非常に低く、クラブが最上級カテゴリーに求めるクオリティーとしては達する選手はいませんでした。
選手自身では『上手くなりたい』『成長したい』『勝ちたい』と言って行動していると思っているかと思いますが
その基準が低く、客観視した時にどのレベルで求めるか、周りはプロを目指す選手も参加する中でどの基準を持つか、
クラブのトップチームとして
『ここまではやってくれるはず』
『ここまではやってほしい』
というイメージや基準がありましたが達するものではありませんでした。
初日、会場についてからも少しふわふわした雰囲気があり、『何の為に参加しているのか』を常に説き、合宿中に気づいてもらえればと思い活動していました。
良かった点としてはチームや個人がうまくいっている時には活発な意見が交わされ他カテゴリーなかなかでは見ることのない雰囲気や様子がありました。
3日間通して風もあり東京よりは涼しかったものの1日何試合もこなす中でうまくいかない時や苦しい時、あえてそのような環境をつくった時にどのような反応をするか見ていた部分がありましたが体調が悪かったり、〇〇が痛い、等が非常に多く、タフに戦えていた選手は数人でした。
熱中症の可能性もあり、やるかやらないは選手に任せ、選手の表情や発言等を見てこちらからストップすることもあり、安全を第一に考えながらどの選手がどのくらいタフに戦えるのか見ていましたがなかなかタフに戦える選手はいませんでした。
■ サッカーに関して
大会は15分ハーフで15分の中でクーリングブレイクが入ったので7分半を4本のような形で進んでいきました。
初日は2試合の大会とTM、2日目は2試合の大会とTMが3試合、3日目は2試合を行いました。
初日以外は
『〇〇が痛いからできません。』『やっぱりできます。』
のように選手のコンデションが安定せず、チームとしての課題に取り組む時間が多くは取れず、個人の画題に目を向けチャレンジしてもらいました。
クラブとしての評価の基準として試合などでは相手のレベル感がクオリティによってこちらの難易度が変わる為、ただ、点が入った、勝った、負けたでは評価せず、このレベル感でどのようなことができるか、チャレンジしているかを見ています。
相手のレベル感が低い時には声も出て、運動量もあり、チームの雰囲気は非常に素晴らしく、参加してくれた選手達の良さが
出ている状況が続きました。
相手のレベルが上がり難しい状況があった時にクラブとしてはその中で『何ができるか』『何をやろうとするか』のほうが大切でしたが追い込まれたときには選手達のタフさは見ることができませんでした。
ただ、この暑さでも一度も離脱せずにプレーを続けてくれた選手も数人おり、その選手の表情やゲームの中で戦っている感じは素晴らしいものがありました。
これは学年関係なく5年生の選手も素晴らしかったかと思います。
もう一つ大きい課題として認識していることは
選手自身が調子が良く、いいプレーをしている時は表情もよく、話しながらプレーしているが様々な理由で出れずベンチになった時、仲間が試合にで戦っているのにも関わらず、下を向き何も発しない選手、自身の事しか考えていないような行動をする選手が多かった印象です。
これも合宿でこのように厳しい状況にならないとわからない課題だったのでこれが見えたことはよかったと思っています。
■ 食事・生活面
サッカー以外の活動に関してもサッカー中とほぼ同じ課題がでたかと思います。
全体に指示をし、話の中で説明したことを直後に聞いてくる選手、指示を待っている選手、目の前ことはできるが予測できない選手。
さまざまな局面で選手行動、発言を観察していましたが非常に多い印象でした。
試合の中でも予測すること、相手より早く動くこと、切り替えは求めており、同じような課題がサッカー以外でも出ていたように感じてします。
大会の中で1試合目が終わって2試合目までの間に少し時間がありましたが、その時間をどう過ごすのか。
最初はあえて何も言わずに選手たちの行動を観察しました。
こちらの基準で自分から意識的にストレッチをしたり、次の試合に向けて仲間と話したりといった姿勢を見せる選手は一人もいませんでした。
中には「自分はやっている」と思っている選手もいたのかもしれませんが、クラブが求める基準からすれば足りておらず、今回の合宿で基準に達していた選手はいない状況です。
その中でも5年生のある選手は、試合の中でのタフさが際立ち、本当に苦しい場面でも戦い続けていたのが強く印象に残っています。
良かった点でいえば挨拶、お礼などはしっかりとできていた印象でした。
食事も選手達の中では頑張って食べていた様子があり、良かったかと思います。
部屋の使い方や掃除なども問題なくできていたかと思います。
■ おわりに
この合宿全体を総括すると、選手たちは『勝ちたい』や『やっているつもり』でいても、クラブが求める基準には届いていなかったというのが現実です。
厳しい言い方になりますが、そこに達していた選手は一人もいませんでした。ただし、その課題が見えたこと自体は大きな収穫で今後の選手達にとってプラスになると思っています。
クラブとしてはこの基準をどう選手に伝え、どう意識を高めていくかが課題です。
いきなりクラブの基準を押し付けても苦しくなると思っています。
全選手の意識レベルの限界の少し上を刺激しながら選手達の心に火が付くよう試行錯誤しながら選手と共に進めてきます。
また、クラブではなるべくルールで縛り進めていくことは行っていません。
精神的な発達段階にもよりますが最低限の基準はもちながらも今の選手達がのびのび活動できるように見守り、選手達の自由度を奪わないことも大切だと思っています。
この先、中学、高校、大学と進んでいく中で、さまざまな意識やレベルの選手たちと共にプレーしていくことになります。
カテゴリーの中でも意識の差やコンデションの差がありますがチームスポーツの中で自身がどう立ち振る舞うかが大切かと考えています。
活動する中で感覚的に変数と定数を見極め今置かれている状況で高い基準で行動することは非常に重要なことで、その中で自分がどういう立ち位置を取れるのか、どうチームの一員として物事を進めていくかは、技術だけでなく意識や姿勢によって大きく変わります。
クラブでは選手たちがどう考え、どう振る舞い、どう行動するかというマインド的な部分は非常に重要視しており、目の前の成功よりもそのマインドが育つような環境をつくりたいと思っています。
最後にこのような合宿に送り出してくださった保護者の皆さまに心より感謝しています。
本当にありがとうございました。
選手たちにとっては厳しい振り返りとなりましたが、多くの課題が見えた本当に意味のある合宿だったと思っています。
これからもクラブとして選手たちと真摯に向き合い、サッカーだけでなく人として大きく成長できるように取り組んでまいります。
引き続き、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
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