【クラブ】カテゴリー編成に関して

ロッソSCでは発達段階・習熟度に応じてカテゴリーを編成しています。 
 
カテゴリー分けに際しクラブの考えをご説明させていただきます。 
 

育成年代の選手達は
生年月日や早熟、晩熟、性別により大きく発達速度が違います。 
 

例えば同じ学年でも
４月生まれの選手、翌年の３月生まれの選手、早熟・晩熟の選手がおり、成長段階でいうと同学年で最大４年の差があると言われています。 
 
身体能力の一つでもある身長を一つの例に挙げても１２歳で標準偏差(数値のばらつきを表す指標)が８．０９と最も大きくばらつきが大きくなっています。 
 
 
 
同じ学年なのに『強い』『大きい』『速い』選手がいるのは発達段階の違いが大きく影響しています。 
 
 
 

スポーツ科学における最新の育成プログラムでは
ＰＨＶ(Peak Height Velocity 最大成長速度)の考えに基づき、トレーニングが構成されており、暦年齢での学年分けより達発段階によりカテゴリーを分けています。 
 

ＰＨＶ(Peak Height Velocity 最大成長速度)とは成長の段階がどの位置にあるか見極める指標で日本人の平均値は 
 
男子　１３歳
女子　１１歳 
 
となっています。 
 

この年齢に個人差があり、クラブとしてもＰＨＶ(Peak Height Velocity 最大成長速度)をベースにしたカテゴリー分けを採用し、活動しています。 
 
 
 

クラブはこの考えをベースに
・技術的な習熟度
・身体的な発達段階
・戦術的な理解度
・活動の参加状況
・基本的な生活習慣・自立心
・選手達のモチベーション 
 
を総合的に判断し、カテゴリーを分け活動していきます。 
 

最も重要なことは私たち大人がこの発達段階の考え方を理解し、選手達に接することだと考えており、 
 

カテゴリーによって『できる』『できない』ということは一切なく、成長の段階によってカテゴリーを分けており、選手の可能性を伸ばす取り組みとなります。 
 

カテゴリーの移動、変更は3.4か月を目安に随時行っていきます。 
 

育成年代において、私たちクラブスタッフの役割は
『選手の可能性を信じ、いかにサッカーや運動を好きになってもらうこと』だと考えています。 
 

今後もさらにいい環境を提供できるようスタッフ一同努めて参りますので何卒よろしくお願いいたします。 
 

※同年代の選手達